洋書読書会の感想(2022/2/21)

洋書読書会の感想
The Remains of the Day by Kazuo Ishiguro

先日の洋書会では、大好きな作品「日の名残り」の一場面を皆さんと読むことができました。

主人公の愚直で不器用な生きざまは、時に腹立たしくもあり、愛おしくも思えます。

感想を書いてみました。

This is a story of a butler who served an influential figure in England. The butler firmly believed that not showing his emotions at any provocation, except when he was all alone, was the way to keep his dignity . From his perspective, dignity determined whether you are a truly great butler or just a capable one. Consequently, he dedicated himself to his master without revealing his feelings at all. He even suppressed his love for the housekeeper, who worked with him over the years, so as to keep his dignity.

It is hard to tell how content he was with his career as a butler. As his contained emotions, however, emerged to him, I just longed to see the pier lights he saw at the end of his journey.

 次回の洋書会は3月16日(水)10時30分~です。ご参加お待ちしております。

Nomad Englishは、福岡県糸島市のプライベート英会話教室です♪

洋書の読書会 第12回 (2022/2/1)

洋書の読書会 第12回

The Remains of the Day by Kazuo Ishiguro

今回は参加者さんからのリクエストで、「日の名残り」を読みたいと思います。

これは、ある執事の回顧録です。

自我を捨て、雇主に盲従することが執事のあるべき姿と信じた主人公。

そんな人物に人生を振り返るときが来たのです。

仕事、家族、恋慕。過去を辿っていきます。

しかし、彼の記憶にはバイアスがかかっており、「信頼できない語り手」であることが明らかになってきます。

難解な英語ですが、Kazuo Ishiguroの代表作ともいえるこの作品を味わってみましょう。

日時:2月16日(水)10時30分~12時

人数:6人(先着順)

参加費:1,500円(税込・飲物代含む) 

英語のレベル:中上級~上級程度

講師:小山史子

 参加ご希望の方は、前日の2月15日までに、fumiko.koyama@nomadenglish.jp までご連絡ください。

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洋書読書会の感想(2022/1/21)

洋書読書会の感想
Birthday Girl by Haruki Murakami

先日の洋書会も、英語学習を飛び越えて、ストーリー談義に花が咲きました。ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。ジョージさんもすてきな音読ありがとう。

今回も当然のことながら、同じストーリーを読んでいてもみなさんの受け止め方は様々でした。意見が違うからこそ、わたしたちは会話をするのでしょうね。わたしなりの読後感です・・

An elusive touch of Haruki Murakami’s books gives us wide room for interpretation. We also encounter some sentences that linger in our mind.

As for this short story, the following comment has made an impression on me.

“No matter what they wish for, no matter how far they go, people can never be anything but themselves. That’s all.”

This is what the female protagonist said. On her twentieth birthday, she was asked what wish she wants to come true as her birthday gift.

We do not know whether the girl realized her wish or, if so, that worked better for her. In any case, I feel she is willing to embrace anything life presents her.

次回の洋書会は2月16日(水)10時30分~です!

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洋書の読書会 第11回 (2021/12/26)

洋書の読書会 第11回

今回は、Birthday Girl by Haruki Murakamiです。

20歳の誕生日にひとつだけ願いが叶うとしたら、あなたは何を願いますか?

そして、その願いが叶ったとき、あなたはあなたのままでいれますか?

年明け初回の洋書会は、村上春樹の世界を楽しみましょう!

小説好きで、洋書にトライしたい方は、村上春樹さんの英訳バージョンがおすすめです

原文の軽妙なテンポは、英語のリズムによく合います

さらりと読めながらも心にひっかかりを残す作風を、みなさんと英語でも味わえたらと思います。

日時:1月19日(水)10時30分~12時

人数:6人(先着順)

参加費:1,500円(税込・飲物代含む) 

英語のレベル:中級程度

講師:小山史子

 参加ご希望の方は、前日の1月18日までに、fumiko.koyama@nomadenglish.jp までご連絡ください。

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洋書の読書会 第10回 (2021/11/30)

洋書の読書会 第10回

今回は、The Bluest Eye by Toni Morrison(邦題:青い眼が欲しい)です。

アメリカの黒人作家として、初のノーベル文学賞を受賞したトニ・モリスンのデビュー作。

タイトルのとおり、青い眼を渇望した女の子の話です。

1940年代、貧しい黒人家庭に生まれた少女ピコーラは、自分の醜さのせいで周囲から疎まれ

家族の不和を生んでいると考え、美しい青い眼さえあればすべて解決できると信じています。

少女が欲するものはなぜ「青い眼」なのか?

構造的な人種差別や差別される側の集団心理を、文学によって表現し得た作品です。

文章が脈打ち鼓動が聞こえてくるような、トニ・モリスン固有の文体を味わいましょう。

・・どうも、読み易さよりも、お気に入りの洋書を皆さんにお勧めする会になりつつ

ありますが、文中使われる中学英語の文法や語法も解説していきます。

今年最後の洋書会、ご参加お待ちしております!


日時:12月15日(水)10時30分~12時

人数:6人(先着順)

参加費:1,500円(税込・飲物代含む) 

英語のレベル:中級~中上級程度

講師:小山史子

 参加ご希望の方は、前日の12月14日までに、fumiko.koyama@nomadenglish.jp までご連絡ください。

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